2015年10月26日

兜太句を味わう「霧に白鳥白鳥に霧というべきか」

http://matujii.exblog.jp/17104751

霧に白鳥白鳥に霧というべきか        金子兜太

 ことしの三月から七月末までで、体重を六キロ減量することができた。以来いままで変化がないので喜んでいる。

 減量した理由は、糖尿の兆候があるから太りすぎを解消しなさい、と医師からいわれたのがきっかけだが、自分でも気にしはじめていたときだったので、さっそく実行に着手した。なによりも、同居している息子の嫁さんの食事管理がありかたかった。加えて、細君が横でにらんでいて、チェックする。

 運動は、俳句のことであちこちに出歩き、しゃべることが多いので、それだけで十分とはおもっていたが、さらに意図して、おしゃべりも立つたままでやるようにしたり、目的のところまで歩くようにしたりした。駅で列車を待つあいだもホームの上を歩く。なにをはじめたか、とけげんな顔で見ていた人も、しばらくするとニコニコする。   
         
 機会をみては歩く、ということに、毎日の散歩と同じ効果があると話したところ、俳人の川崎展宏いわく、「ぼくは歩くと手が重いので散歩はしないのだが、それはいいや。まねをしよう」――歩くと手が重いとはおそれいったことで、なんのことやら分からない。いや分かる気もする。

 朝の目ざめぎわの夢に、白鳥と霧のとけ合った幻想風な美しい映像を見ていた。ずいぶん前にこの句ができて、その後もときどき夢に見るのだが、こんなときは体調がよいのである。

                          (老いを楽しむ俳句人生)

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