2015年8月18日

金子兜太の句を味わう「青葦原汗だくだくの鼠と会う」


青葦原汗だくだくの鼠と会う        兜太  (句集・皆之)

葦が青々と茂りひろがる「青葦原」は、まさに夏の景観である。その葦密生のなかの路を歩いてゆく。じつに暑い。汗まみれになっているとき、鼠が一匹とびだしたのである。見ると、それも汗だくだった、ということ。むろん、私の眼にそう見えたということで、私は鼠を友達のような気持ちで見ていたのだ。


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