2015年5月12日

金子兜太句碑 新潟県・群馬県・茨城県・千葉県



霧に白鳥白鳥に霧というべきか  金子兜太
平成6年建立

句碑の場所  新潟県水原町瓢湖の向かいの「水原八幡宮」

海竜社「俳句人生」にこの句の作った感想が掲載されています。

朝の目ざめぎわの夢に、白鳥と霧のとけ合った幻想風な美しい映像を見ていた。ずいぶん前にこの句ができて、その後もときどき夢に見るのだが、こんなときは体調がよいのである。(兜太)



小鳥来る全力疾走の小鳥も


小鳥来る全力疾走の小鳥も   金子兜太

群馬県伊香保温泉の石段階にあります

海程同人の篠田悦子さんが金子先生の庭の様子を語っています。
(金子兜太の亡き妻「皆子夫人」が植えた樹木です)

紅梅・白梅・金綾梅・楷・山茉英・棋櫨・木瓜・臓梅・三椏・あぶらちゃん・山吹・藪椿・山茶花・令法・山法師さくら・えごのき・針槐・鶯神楽・山つつじ・梅擬き・檀・
椎・水楢・ははか(上溝桜)等々のほか、私の知らない木もありまして、金子先生のお宅の庭は一日じゅう小鳥が飛び交うまさに町なかの雑木林といえましょう。
戸市松本「保和苑」に2010年に建立。



白梅や白梅や老子無心の旅に住む   金子兜太

水戸市本「保和苑」に2010年に建立

佐々木靖章氏の「金子兜太の出発」から一部転載させて頂きました。

 さて、俳人・金子兜太の誕生を告げる処女句は〈白梅や老子無心の旅に住む〉初出は、水戸高の「暁鐘寮報」(昭和13・3)の第十面・文芸欄の一角に掲げられた「水高俳句会第四回作品」の中に見える。同会は、昭和十二年十一月に英語担当の長谷川朝暮(四郎)と吉田両耳(良治)教授の指導下に始まった。実質的リーダーは兜太の一年上の出沢三太(暁水、珊太郎)。短歌・詩・散文でも水高時代文才を披露し、一目おかれていた。出沢は俳句王国―水高の立役者である。「白梅」は水戸ならではの発想に違いないが、「老子云々」には老成した、超越の時間が内在する。


梅咲いて庭中に青鮫が来ている
千葉県

梅咲いて庭中に青鮫が来ている    兜太

我孫子市の真栄寺にある金子兜太の句碑

初出は、「海程」昭和五十三年四月号。第七冊目の句集『遊牧集』では、劈頭の「青鮫抄」に収録されているが、青鮫を素材にした作品は、他に二句ある。



 

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