2015年5月12日

金子兜太句碑 石川県


小鳥来て巨岩に一粒のことば   金子兜太
2009年9月19日建立
興禅寺住職 市堀玉宗建立
石川県輪島市門前町走出6-66-1 
    
興禅寺住職  市 堀 玉 宗  
能登半島地震被災復興の記念に句碑を建立したいので一句色紙に揮毫してくださいと金子先生にお願いしたところ、間もなく送られてきたのが掲句であった。金子兜太句集『東国抄』の中に収められている一句だそうである。

現代俳句の巨匠でもある兜太俳句は必ず一句の中に作者の思想と現実社会が繋がるキーワードがある。スリットがある。断絶がある。飛躍がある。詩がある。情がある。俳句的に言えば「小鳥」は言うまでもなく、作者。神でも仏でもない「小さきもの」としての取るに足りない様な存在である、という自己認識、哲学がそこにある。譲れない「個」という可能性への、眼差しがある。

句碑 「小鳥来て巨岩に一粒のことば」  金子兜太

 2009年19日午前11時、俳句大会を終えられた金子先生と黒田先生が興禅寺に立ち寄って下さった。実は今回初めて知ったのだが、金子先生は能登半島地震の起こる前の年に、富山県の結社の皆さんと能登門前を訪れていたのだった。
本寺である總持寺祖院で市堀玉宗のお寺はどこか、と尋ね、興禅寺に足を運んでいたというのである。生憎、妻も私も留守をしていたらしく、庭を睥睨して帰られたそうである。その時の印象。「狸が化けて出て来そうな、古めかしいお寺だなあ、、、」というものだったと言う。その後、震災にあって、今回再訪となったのである

お帰りにの時
汽車の中で召し上がって頂きたく、門前の田舎弁当を手土産に持って頂いた。今頃蓋を開けて、その量の多さに度肝を抜いておられるだろう。「たくさん食べて、ウンとうんこなさってください。お二人にはお似合いです。またお会いしましょう。御苦労様でした。

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